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ピラティススタジオアコアをご利用いただき、誠にありがとうございます。アコアトレーナーの船引怜美です。

ピラティスマシンとしてちょっとマイナーな「チェアー」をご紹介します。リフォーマーやトラピーズテーブルと比較すると小さなマシン。ジョセフ・ピラティス氏はNYの小さなアパートに住むクライアントのために自宅で使用する椅子がエクササイズもできるものへと椅子型のマシンを考案したと言われています。まさにアメリカ!アメリカの通販番組を思い起こすことが出来ます。

その構造はとてもシンプルで、座面と可動性のペダル。ペダルにはスプリング(バネ)が取り付けられています。座面部分は座ること・立つこと・寝ることが可能ですが、その支持面積が小さい為、リフォーマーやトラピーズテーブルよりは安定性が低くなり、難しいエクササイズに使用されることが多くなります。約25種類の基本的エクササイズがあると言われていますが、様々なアレンジが加えられることでエクササイズバリエーションはより広がっています。

【チェアーの特徴】

体幹の安定を基盤とした上での上肢・下肢の筋力強化が主なエクササイズになります。立位での下肢の動きを調整するエクササイズも多くあり、ダンサーやスポーツ選手の強化エクササイズにも活用されます。

チェアーのスプリング

チェアーのスプリングはリフォーマーやトラピーズテーブルでは使用されない2種のスプリング(バネ)を使用しています。2種のスプリングが左右合わせて4本。チェアーの背面にある高さが異なる4つのフックのどこに掛けるかでその負荷が調節できます。

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やはり中級〜上級なエクササイズが多い、チェアー。日頃のセッションではなかなか指導することが少なくなってしまっているのが事実です。自主練でもスーパーハードなエクササイズはどうしても避けてしまう私。でもインストラクター養成コース指導の際には超上級編なエクササイズでも復習しなくてはならないので、日々練習しなくてはならないなぁとつくづく思っています。しかしチェアーのエクササイズは本当に難しいものばかり。特に体幹から肩甲骨周りそして上肢を鍛えるものがとにかくハード。難しすぎて嫌と思っていたエクササイズも久しぶりにやってみると新たな発見があったりするので、腕背中美人めざして頑張ろうかな…と思っているのでした。